こいのわだより

~開催されたイベントやセミナーの報告など~
「相性がいいかどうかは、話してみないとわからないし、会ってみないとわからないと思います」こいのわカフェ成婚カップルインタビュー  道の駅ゆめランド布野後編

前編に引き続き、結婚までの道のり、こいのわの会員のみなさんへのアドバイス

そして、こいのわカフェへのご意見などをうかがいました。

Yさん(夫)・Yさん(妻)

 

Q.「この人と一緒に生きて行こう!」結婚したいと思った理由をお聞かせください。

またいつ頃から結婚を意識されましたか。

Yさん(夫)

彼女に出逢ったイベントの前の年、夏くらいに、新型コロナに罹ってしまって、誰か側にいたらいいなと思ったのがそもそもなんです。

彼女が体調を崩したとき、1ヶ月近く会えない時期が続いて。LINEを送ることしかできなくて、一緒にいたいなと思いました。

そのうちに、彼女のお父さんが体調崩されてしまって、ますます大変になって。それが大きかったです。毎週末会うなら、ずっと一緒にいればいい、一緒にいるのなら結婚しかないよねということになりました。

30歳過ぎてるし思い切って!

結局、元日に入籍したので、交際期間は8か月でした。長く付き合ったほうがいい、短いからだめではないので、だったら早い方がいい、「結婚しよう」と言いました。

Yさん(妻)

5月に体調を崩したあと、父も病気を患うし、もう結婚できないと思ったんです。出会って間がないし、面倒をかけてしまうので申し訳ないと思いました。

私の事も父の事も気遣ってくれるし、それでもいいと言ってくれて、この人を逃したら他にいない!と思いました。

積極的にリードしてもらって、あれよあれよという間に結婚できました。結婚って、勢いも大切かな。

今思うと、父の病気がなかったら、まだ決断していなかったかもしれません。

Yさん(夫)

もしかしたら、そろそろ1年だし結婚を考えようかくらいだったかもしれないですね。

Yさん(妻)

父が孫の顔を見たいと、すごく喜んでくれています。

 

センター

お父様が背中を押してくださったんですね。

 

Yさん(夫)

病気されてから少し元気がなかったけれど、結婚式に参列してもらって、妊娠を伝えたら、長生きせんといけんって元気になられました。

Yさん(妻)

実家はすぐ近くなので、毎週末様子を見にいってます。

Yさん(夫)

ふたりとも実家が近くなので安心です。

 

Q.プロポーズはどんな風に伝えられましたか?お話できる範囲で(笑)かまいません。

Yさん(妻)

父と母の結婚記念日の11月10日です。シンプルに「結婚してください」でした。

Yさん(夫)

全然ロマンチックな感じでなくて、いろいろ話をして「結婚してください」と言ったんだと思います(笑)。

Yさん(妻)

長く付き合えばいいわけではないと思う、勢いが大事って言ってました。

Yさん(夫)

プロポーズというより、Yさんを説得するみたいな感じ。そこからは早かったよね。11月なので、1月1日は婚姻届を出すと決めて。

 

センター

1月1日に入籍されたのは何か理由がありますか。

 

Yさん(夫)

覚えやすい!あと何だったっけ?

Yさん(妻)

一粒万倍日と天赦日や吉日が重なってすごい吉日で、新居の入居日が1日からなので、入居するなら入籍したほうがいいよねってなりました。

Yさん(夫)

管理会社は年末年始お休みなので、12月28日頃鍵をもらって、1日に入居しましたけど、あまりおすすめしません(笑)。水道のことで連絡したら、「1月1日ですか~?!」と言われて。

でも、年末年始で休みになるのはよかったです。

Yさん(妻)

こんなに早く?ととまどいもあったけど、結婚記念日が毎年休みになるし。

Yさん(夫)

Yさんの誕生日が1月31日なので、どっちがいいかなと思ったんです。でも月末より始めがいいかなと。

Yさん(妻)

私が厄年に入るので、厄年の結婚はよくないのかなと勝手に思ってて、駆け込み(笑)です。

Yさん(夫)

1月1日に婚姻届けを出して、一緒に暮らし始めたのも1日です。

午前中に市役所へ行ったら、警備の方に「今日は婚姻届けを出す方が多いんです」と言われました。3が日はあっという間に終わって、4日から仕事始で新しい生活がスタートしました。

 

Yさん(妻)

なかなか言いだせなくて、職場にはぎりぎりで結婚の報告をしました。彼を知っている職場の人からは、あー○○さんと結婚するんだ!って言われました。苗字が変わるので、1月から使う名刺とハンコを用意してもらって。

Yさん(夫)

僕も1週間くらい前にやっと職場に報告をしました。僕は住所が変わるくらいでしたけど。

 

Q.入籍して、秋にはパパ・ママ、どんな夫婦、家族になりたいですか。

Yさん(夫)

彼女は、女の子が欲しいみたいですけど、どちらでも、笑いが絶えない、話が尽きない、笑顔あふれる家庭にしたいです。家族は多い方がいいなと思っています。僕は弟しかいないので、娘をもったらどんな感じになるのか楽しみですね。

 

こいのわの事務局は「公益財団法人ひろしまこども夢財団」

広島県で子育てをするすべてのひとにとって役立つ情報を発信中!Yさん、パパとママになったらイクちゃんネットをご利用になってくださいね。

 

Yさん(妻)

お互いを思いやって、尊重できる間柄を保てればいいなと思います。歳をとっても手をつないでいたいです。

 

センター

手をつなぐのを恥ずかしい男性もいらっしゃいますけど?

 

Yさん(夫)

全然大丈夫です。でも暑くなったらどうかな(笑)。冬はいいけど。でも、嫌ではないです!!

Yさん(妻)

今は妊娠中なので、私が歩くのが遅いんですけどね。つわりは、最初のうち大変でした。

Yさん(夫)

食べれない、しんどいって、初めてのことで。酸っぱいものが食べたいとか甘いものが食べたいとかありました。今は安定して、食欲倍増してます(笑)。前より食べるようになりました。

 

Q.結婚してよかったこと,変わったことがあれば教えてください。

Yさん(夫)

Yさんがいる、待ってくれていると思うと、仕事が大変な時でも、精神的な支えです。

いつもは、僕の帰りが早いんですけど、会議で遅くなった時は、彼女がご飯作って待っててくれます。先に食べてていいよって言うけど、食べずに待ってくれます。

Yさん(妻)

精神的に安定しましたね。今まで、父と二人きりだったので、あまり会話もなくずっと孤独でした。家に帰ったとき、彼の車があるとうれしいし、明かりがついていると安心しますね。

不規則な生活で、夜眠れなくて夜型だった生活が、朝型になりました。

Yさん(夫)

お母さんが亡くなってしんどいこともあったんじゃないかな。

Yさん(妻)

結婚前は、一日一食の時もあったけど、今は三食食べて健康体になりました。前は30キロ台だったので、職場の人からも「元気になった」って言われてます。

Yさん(夫)

一人でご飯食べてもおいしくないじゃないですか。二人だと何食べようか?ってなるんです。結婚前と食べる物が違うので、スーパーへ二人で行って買い物するとき彼女は多分びっくりしたんじゃないかな。

Yさん(妻)

今まで経験したことがない物を食べさせてもらってます。例えば、ホタルイカを初めて食べました。

Yさん(夫)

二人でスーパーに行って旬の食材を買うのが楽しみなんです。

Yさん(妻)

調理の仕方が不安になるときもあるんですけど、食べたらおいしいので。

食生活が一番変わりました。逆に今はご飯が美味しすぎて困ってます。太ってしまって(笑)。

Yさん(夫)

僕も太りましたね。あと、お昼のお弁当を作ってくれるんです。

Yさん(妻)

それもあって朝型のリズムができました。

結婚前は、出勤ぎりぎりまで寝てて朝ごはんを食べず、お昼もあまり食べずに、飴だけで済ませたり。

彼のお弁当を作っていたら、自然に自分のお弁当も作るようになって、「Yさんがお弁当、お昼を食べるようになった!」と職場の人が安心してくれています。

 

Q.マッチング後のセンターからメッセージを送るカップルフォローについて感想をお聞かせください。

Yさん(夫)

フォローはあったほうがいいと思います。僕の場合は、相談っていうより近況報告でした。今こうなってますとお伝えしてました。意外に、両親や職場の人友人に、二人の事をあまり話さないんですよね。

第三者へ「今こんな状況です」と言った以上は、きちんとしないといけない そんな力が働くと思います。

もちろん、相談できる場所があるのは支えになります。逆にボランティアさんが大変じゃないかとも思いました。いろんな人がいるので、返信しない人もいるかなあと。

 

ボランティアさん

こちらからメッセージを送る前に、いつも丁寧にメッセージを送ってくださいました。メッセージにお人柄が出て、真面目で素敵だなと思っていました。

 

Yさん(妻)

私はどう返そうかなと思って、返信が遅れがちだったので申し訳ないと思ってました。

Yさん(夫)

僕はすぐ返す方で、即行動(笑)。気づいたらすぐ返信しようと思ってました。

 

ボランティアさん

お二人がとてもいい組み合わせ!

お互いのことをとても大切に思っていらっしゃるのが、文面から伝わりました。体調崩されたときやお父様のこと、Yさんの優しさが素晴らしいと思っていました。

フォローを担当されたボランティアさんと記念写真

 

Yさん(妻)

私が悩むタイプなので、聞いたらすぐ教えてくれるし、決めてもらえるのはありがたいです。

Yさん(夫)

結婚式もいろいろ決めることがあって、全部彼女に任せたら大変なので、意見は言いました。

僕が決めるというより、苦手なことやわからないことはYさんに聞いて、じゃあこうしようと提案する感じですね。彼女の考えや意思が入ったうえで進めました。

Yさん(妻)

一方的じゃなくて、意見を聞いたうえで決めてくれるんです。

Yさん(夫)

結婚式場で打合せしてると、ほかのカップルのことが見えるんですけど、大体男性はなんかつまらなさそうにスマフォをいじってたり、女性がいっぱいしゃべってるのに男性は黙ってたり。

それを見ると、僕らはよかったなと思いました(笑)。

Yさん(妻)

ドレスもどれがいいか決めてくれて、男性はあまり興味ないと思うけど、一緒に行ってちゃんと考えてくれたんです。

Yさん(夫)

彼女は青が好きなので、カラードレスは青がいいんじゃないと言いました。

Yさん(妻)

前撮りは、着物とウェディングドレスとカラードレスで、結婚式当日はウェデイングドレスのみです。

妊娠がわかったのは2月末、式場の二回目の打ち合わせくらいの時期です。

おふたりから前撮りの写真をいただきました。和装も素敵!

 

Yさん(夫)

入籍して一緒に暮らし始めてすぐ式場へ行って、安定期に入る時期を逆算して日取りを決めたんです。4か月くらいなら大丈夫でしょうって。式をあげるなら今しかないよねって。

Yさん(妻)

年度末はお互い仕事が忙しいし、5月はGWで勤務日も少ない、6月も仕事が忙しい、じゃあ4月ならお休みが取りやすいかなということで決めました。

Yさん(夫)

結婚式の後1週間お休みをもらって、韓国へ旅行に行きました。二人とも辛い物が好きなので、行ってよかったね。往復の航空券とホテルだけ予約して、あとは自分たちで決めて移動して。子供が生まれて落ち着いたらまた行きたいですね。

Yさん(妻)

私が地図読むのが苦手なので、地図を見てくれて頼もしかったです。ひとりだったら、ホテルから一歩も出られなかったかも。

 

Q.婚活で大変だったことがあれば教えてください。

Yさん(夫)

職場が同じとか知り合いという接点があれば、スタートがしんどくないけど、婚活イベントで初対面の人と関係性を築いていくのは、難しいです。コミュニケーションをとるのが大変でした。

縁やタイミングなので、出会えるかどうか、県北だと、母数が限られているし、イベントも少ないので、こいのわがあってよかったです。

結局、出会えた人がYさんだったから、よかったんだと思いますね。

Yさん(妻)

人見知りなので、イベントでマッチングしても、一からやりとりして関係性を築いていくのが一番大変でした。

彼とは、相性がよくていつの間にか関係が深まっていった感じでした。過去にはやりとりが合わなかったり、タイミングがあわずにLINEだけで終わったり。結婚まで関係を築くのが大変だと思ってました。

Yさん(夫)

今、婚活中の方の中には、イベントに参加して悩んでいる方もいると思うんですけど、相性がいい人がすぐ現れないかもしれません。

相性がいいかどうかは、話してみないとわからないし、会ってみないとわからないと思います。逆に、おせっかいしてもらうけど、相性の良さは自分で決めるしかないと思う。

 

Q.現在婚活中のこいのわの会員の皆さんへ一言アドバイスをお願いします。

Yさん(夫)

Yさんと出逢って結婚できたのもタイミングかな。僕がイベントに参加していなかったら、彼女が参加していなかったら、結婚していないし。

二人が参加したとしても、すれ違いがあってマッチングしていなかったかもしれない。そう考えると、ご縁でしかないし、タイミングしかないと思います。

たまたま、僕はこいのわに登録して最初のイベントで素敵な人に出逢えたんですけど、中には何回も参加してる方もいらっしゃると思います。めげずに何回もトライするしかないと思います。

これまでの出会いでうまくいかなかったのは、自分が未熟で相手に自分の想いを伝えられなかったり。

経験を積んでいくと、成長できるし、仕事と同じで失敗や大変なこともあるけど、その経験が自分の持ち味になっていくと思います。

続けていくことで、絶対その人は現れると思います。あきらめずにチャレンジしてほしいです。

Yさん(妻)

うまくいかなくても、経験値があれば、次に出会ったとき前の人と違う良さが発見できると思います。

Yさん(夫)

婚活での場慣れも大事。何回か参加すればコツもつかめるだろうし、緊張してお話できなかった人も1回目より2回目、3回目のほうが緊張しなくなると思います。

結婚を目標とするなら、こいのわ以外にも広い視野で出会いのチャンスをつかんでほしいと思います。

僕たちは、同じ市内に住んでいて同じような仕事をして、どこかですれ違っていたのかもしれない。

出会っても、お付き合いしましょうとはならなかったかもしれないです。出会いが婚活イベントだったので、婚活という前提条件があったので、進展が早かったと思います。

前提がなかったら、出会っても、●●のYさんで終わっていたんじゃないかな。

 

センター

地域のイベントにおふたりとも参加されたことがあったんですよね。

 

Yさん(夫)

覚えてないけど、多分すれ違っていたと思います。

そのとき、すれ違っていても、そこから関係を深めていないと思うんですよ。結婚したいという同じ目的で参加して、いいなという前提があったから。その前提なら、会わないとダメですよね!

婚活なので、結婚について話しやすいと思います。逆にしないとおかしいですよね。女性からしたら、考えてないの?ということになるし。

2回3回会ったら、結婚観を話していいと思います。

Yさん(妻)

例えば、街中で見かけていいなと思っても声をかけられないけど、独身で結婚したい人が集まる場なので、少しでも気になる人がいたら、積極的にアプローチしてもらいたいですね。

私は勇気出して話しかけてよかったと思っています。

Yさん(夫)

県北で出会いがないと思っている人は結構いらっしゃると思います。

まず、イベントの参加がハードルが高いので、いかにハードルをさげてあげるか。婚活イベントを開催していることを知ってもらうことが大事だと思います。

県北だと、女性は進学や就職で街へ出てしまって、男性が多い。そこをどうやって埋めていくのか課題になるんでしょうね。

 

Q.どんなイベントだったら婚活のハードルがさがると思いますか。アドバイスをお願いします。

Yさん(夫)

初めて参加する人にとっては何をするのかわからない。

募集ページには、自己紹介・1対1トークとあるので、自己紹介の方法や、1対1トークは、時間は何分でどうやってトークするかなど、説明が少しでもあればいいと思いますね。

経験がある人にとっては常識でも、初めての人にはわからない。プログラムの説明があれば、頑張ろうと思えるんじゃないですかね。

イベントで使うプロフィールカードは、当日行って書くのはしんどいです。こいのわのサイトに掲載すると、事前に項目がわかるし、家で書くことができれば、じっくり考えて参加できると思います。特に男性には書くのが難しいような気がします。

よく見えるように書かないと!と思うと、書けない!すらすら書ける人は、そもそもイベントに参加してないと思う。

婚活にふさわしい服装も、情報として掲載してほしいかな。

Yさん(妻)

私は上司から、イベントチラシをもらって、参加しようと思ったので、職場に配布して独身の方に紹介してくださいって渡してもらうとか。

上司や知り合いからもらったら、安心感もあると思います。以前、総務から婚活イベントの広報のお知らせもあったので、企業を巻き込むといいのかな。

 

Yさん(夫)

現状は、婚活中の方や結婚したいと思っている人に情報が届いていない気がします。企業や事業所に協力をお願いして配布してもいいと思います。

あとは、高校生や大学生に、活動内容や社会人になったら参加してねと広報するとか。

自治体と協力して、婚活世代に配布する機会があれば、一緒にチラシを同封するとか

Yさん(妻)

公的な団体からだと、安心して参加できると思います。

 

婚活イベントでの出会いは、すぐに恋に落ちるような展開は少ないかもしれません。

お互いの性格や気遣いや優しさ、好意を積み重ねていく中で、少しずつ好きになっていくようなそんな関係性を築いたおふたりです。

 まずは自分自身が楽しめそうなイベントや自分らしくいられる場かどうか選ぶことが大切なポイントです。

初対面で緊張してうまく話せない人も、相性がいいなと思ったらまずは番号を書くこと

マッチングしたら、別の日に改めて会ってみることで、出会いの確率が上がります。

 

最後に、センターへのご意見もいただきました。

こいのわカフェだから安心して参加できる!そんなイベントを企画運営しながら、必要とされる情報を提供できるように努力していきます!!